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痛くない怖くない治療を

虫歯治療は、早期発見・早期治療が鉄則です。
歯の最表面にあるエナメル質に限局した虫歯など、小さな虫歯の場合には、歯の切削量も小さく済むことがあります。
反対に、進行した虫歯では、日常生活で痛みや不快症状を伴い、治療時には麻酔が必要です。
当院では、治療中や治療後も痛みに配慮した処置を行っておりますのでご安心ください。
治療完了後は、ご自身の歯をこれからも維持していただくために、
痛くならないお口の健康づくりに、患者様とご一緒に努めてまいります。

虫歯の原因

虫歯は今から50年以上前に、Keyesの輪という説で、発生する原因が説明されています。
現在では、Keyesの3つの輪である“歯質”、“細菌”、“糖分”の3要素に、
時間経過が加わることで虫歯ができると言われています。
では、具体的に虫歯などのように発生するのでしょうか?
歯の表面に蓄積する歯垢(プラーク)には、細菌が生存しています。
代表的な細菌が、聞いたことがあるのではないでしょうか、“ミュータンス菌”と呼ばれる細菌です。
ミュータンス菌の働きとして、プラークを餌として、糖分やたんぱく質を分解し、
その過程で酸を産生します。この酸により、歯のエナメル質に含まれるカルシウムやリンといった成分を流出させることで発生するのが虫歯です。

  • “歯質”
    歯質の耐酸性が強い人は、虫歯になりにくいと言えます。
    もともと、唾液には、リン酸イオンやカルシウムイオンといった、歯質を強化する成分が多く含まれているため、よく噛んで食べることで唾液の流出を促すことや、フッ化物が配合された歯磨き粉の使用、歯科医院でのフッ化物塗布など、歯の再石灰化を促すことで歯質を強化することができます。
  • “細菌”
    細菌の住処である歯垢(プラーク)は、毎日の歯磨き、セルフケアで効果的に除去することが大切です。
    歯ブラシの動かし方や、フロスや歯間ブラシといったオーラルケアグッズの活用など、細菌の住処を徹底的に除去する方法を習得しましょう。歯科医院で定期的なメインテナンスをうけて、歯ブラシでは除去することのできない歯石を除去することも有効です。
  • “糖分”
    細菌の餌となる糖分は、唾液の緩衝能にも影響を与えます。 だらだらと間食を続けていると、唾液が酸性に傾き歯質を溶かしてしまう脱灰という作用が起こりやすくなります。 間食の時間を決める、キシリトールを活用するなど、糖分の摂取についても見直すことが虫歯予防には重要です。

虫歯の進行

虫歯治療で
大切にしていること

当院の虫歯治療は、天然歯を可能な限り保存することを目指して以下の点に留意して行っております。

  • 01できるだけ削らない
    虫歯の治療は、歯質を削って詰め物や被せ物で修復する処置です。人工の歯科材料で修復すれば、以降は虫歯にならないと言う訳ではありません。
    虫歯と修復物の境目は、プラークが蓄積しやすく、2次カリエスと言って再度虫歯になり、歯を削ること悪循環になりかねません。
    天然歯の部分が少なくなればなるほど、支えとなる強度がもろくなり、歯が折れて結果として抜歯になることもあり得るのです。
    そのため、当院では歯の切削は必要最小限の侵襲「MI(ミニマル インターベンション=最小限の侵襲)治療」に留め、併せて予防を重視した治療を行っております。
  • 02スピーディな処置
    口腔内は、虫歯を切削し詰め物やかぶせ物を行う際には、可及的に虫歯を除去し患部に虫歯菌を残さないことが大切です。
    そのためには、処置の手際も重要です。詰め物の充填やかぶせ物の合着を行う場合には、正確な主義のもとで、処置を手早く完了させます。
    治療が数回にわたる処置もありますが、治療がより予後良好な状態で完了するように、治療の中断とならないように、通院のスケジュールについてご協力いただけると幸いです。
  • 03検知液で確認しながら治療
    「MI(ミニマル インターベンション=最小限の侵襲)治療」の観点から、虫歯を検知駅で染色し確認しながら必要最低限の範囲で切削していきます。
  • 04光重合器 安定した光で均一に
    小さな虫歯は、第一選択として光重合型のコンポジットレジンが適応です。
    歯質に類似した色調があり、1回の処置で完了するため、患者様の満足度の高い治療方法の1つです。
    粘度のあるコンポジットレジンを、咬合力に対応する硬度にするため、LED光重合器を使用しております。
    従来型のキセノン照射器と異なり、冷却ファンも不要で歯肉や隣在歯への影響も少ない安全性に優れた装置です。